自由な時間がある頃の恋人
大学に入って初めてできた恋人は、何故か他大学の人でした。高校生の頃は同じクラスで時間をかけて相手を知って好きになっていったのに、大学生になったとたん全てが今までよりハイスピードに展開していったような気がします。
出会ったのは大学のサークルでの飲み会の場でした。夏になって大学にもサークルにも慣れてきた頃で、初めは気の置けない仲間と飲み会だったのですが、先輩が他大学のサークル仲間に声をかけて一緒に飲むことになったのです。そこで声をかけられたのが恋人になる彼でした。少し話してすぐメアド交換をし、次に遊ぶ約束をしていたのです。初対面で少し緊張してはいましたが、自然に楽しく過ごせていました。ただ、とんとん拍子にデートまで話が進んでいくと心の中ではみんなこんなに展開早いのかなと思ってはドキドキしていました。そしてもしかしてと思った通りにデートした日に告白されて付き合うことになりました。
同級生だったのですが、高校生の時と違うのがクラスどころか大学が違うので、普段の学生生活では彼とは会えないということ。当たり前のことなのですが、なんだか私はとてもそわそわしてしまいメールをとても頻繁に送っていたような気がします。もちろん自分のキャンパスライフも充実していたので、一緒に講義を受ける友達が出来たり、サークル仲間と旅したりもしていました。ただ、周りの同じ大学のカップルがとてもうらやましく感じたこともあります。一緒の講義に出たりノートを取ってあげたり、自分も恋人ともっと一緒に過ごしたいと強く感じることがありました。
もちろん高校生よりも自由な時間も多いので、お互い講義の少ない日には長い時間デート出来たのですが、だんだんバイトだったりサークルだったり時間が合わないことが多くなってきて会えない分、すれ違いやケンカが多くなっていったような気がします。
それに、普段の彼を見ることができないわけですし、すぐに誰とでも仲良くなるタイプの彼を見ていると心配の方が多くて、そんな自分も嫌になってしまったのです。